「@」
そこへ行く途中
蟬の脱け殻が
近くに住む石造りの家の壁に
飾られていた
夏は早いので
少しだけゆっくりさせようと
透明な糸が
天高く伸びる
大きな「任意」の只中
二〇一五年〇八月〇八日(土)
「@」
そこへ行く途中
蟬の脱け殻が
近くに住む石造りの家の壁に
飾られていた
夏は早いので
少しだけゆっくりさせようと
透明な糸が
天高く伸びる
大きな「任意」の只中
二〇一五年〇八月〇八日(土)